- 2009-06-29 (月) 14:00
- 田んぼデイズ
6月27日、晴天。
岩越さんが、たなだ食堂のかまどを仕上げてくれました。
漆喰を塗ってから、やきやきマイスターさんたちが
軍手でスリスリすると、あら不思議、かまどの表面が輝きはじめました。
ここで中から白い煙とともに
マッテーラおじさんが登場したら面白かったんですが、
残念ながらマッテーラおじさんは不在。
ってか、かまどの中に住んでないし、もともと。
今後も汚れたら漆喰を塗り重ねていけば、
スペインとかにある家の壁みたいに、
だんだん重厚な質感になっていくよ、と制作者の岩越さん。
べんがら(赤色顔料)を塗ってみたいなあ、とサノ料理長。
べんがらという色は、落ち着くまでは何となくピンクっぽいそうで。
ってことは、発情期のカマドみたいに見えるんでしょうか。
まあ、発情してどんどんカマドを産んでくれれば喜ばしいことですけどね。
なんのこっちゃ。
全員参加(この日の参加者は30人!)で、
かまどを使いはじめるための儀式。
神主の資格を持つという岩越さんが、
榊とお酒、お米、お塩を供えてから
祝詞まで唱えてくださって、最後に火入れ。
これで「僕らのかまど」に火と命が吹き込まれ、
煙突から煙が立ちのぼりはじめました。
まきを少ししか入れていないのに、かまどの中は炎ごうごう、
羽釜に水を入れると、予想したよりも遙かに早くお湯が沸きます。
かまど、すごっ。
さて、この日の農作業ですが、
用水路のどこかに油が混入してしまったそうで、
朝から、田んぼに入る水は強制ストップ。
田んぼに水がなければ、コナギなどの雑草もとれないため、
みんなでひだまり屋さんの田んぼを手伝うことにしました。
そう、田植えアゲイン。
30度オーバーいっちゃってそうな暑い日にいきなり田植えとは、
横浜から初参加の蔵人さんファミリーにはちょっとキツかったかもしれません。
それにしても蔵人さんって、まさに「僕らの酒」にぴったりなお名前ですね。
今オフあたり、井上酒造さんにドラフト1位指名されるかもしれません。
農作業が終わった夕方、先週、梅をもらっていないメンバーが
梅おばさんのところを訪れて、残りの南高梅をいただいてきました。
梅おばさんの家の入り口にある巨大なコンクリート製タワーは
雨水の貯水タンクらしいのですが、梅おばさんは教えてくれました。
「20年以上前に河口湖でとってきた貝が、中でこーんなに大きくなっているのよ」。
こーんなに、と言いながら、
梅おばさんが両手をどれくらい広げたのかは、恐ろしすぎて口にできません。
さらに恐ろしいことに、梅おばさんはこう言ってました。
「なんの貝だか、わからないんだけどね」。
1年に1回、タンクの水を抜く日にだけ、そのマボロシの貝は姿を現すそうです。
水がなくなった薄暗いタンクの底で、そいつは叫ぶのでしょうか。
パオーン!とか、ギャオーン!とか。
ウッフーン♡なんていうのも、けっこう怖そうですが。
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